2022/10/04 14:36

チタノタブルーとは
ランチョタンバー系のアガベの仲間で、
先が細く長い葉や青白い肌
といった特徴を持っています。
現在、チタノタという名前は、
”ランチョタンバー系”のアガベのことを指します。
「ん?知ってるチタノタと違うぞ?」
皆さんが欲しっているチタノタって
鋸歯が激しくて短葉、
”白鯨”や”レッドキャット”のような
アガベじゃありませんか?
現在、こちらのタイプはチタノタではなく
オテロイ(旧FO-76)という名前で
新種登録されています。
なぜ、チタノタがこんなあべこべに
なっているのでしょうか?
チタノタ・オテロイあべこべ事件の経緯
ランチョ系(細長タイプ)が
チタノタという名で先に出回る
↓
同じ地域でオテロイ(鋸歯つよタイプ)が採取される
↓
当時、流通名なく、オテロイも”チタノタ”という名で流通
↓
この二つを同じ種にするわけにはいかんでしょ〜
↓
(鋸歯つよタイプ)が最初に採取した、
(鋸歯つよタイプ)が最初に採取した、
フィリペ オテロイさんにちなんでオテロイとして
別種登録される。
的な感じらしい。
チタノタブルーとオテロイの見分け方
大株ともなれば雰囲気が全然違うので、
簡単に見分けられるはず。
皆さんが見分けたいのって、
実生株や小さな株、
園芸店に並んでるチタノタ、どっちやねん!
って事ですよね。
実生株を見分けるのはクソ難しい…
一定サイズまで成長してないと、ほぼ判別できない笑


オテロイの特徴
・緑、黄緑色の葉
・葉の展開が遅め


チタノタブルーの特徴
・青緑、青白い葉
・葉の展開が早め
色くらいでしか判別できないのに、
色の違いがある程度大きくなるまで
分かりにくいという激ムズ仕様です笑
チタノタブルーの葉の色が
青っぽくなり始めるくらいのタイミングで
葉が展開し始め、鋸歯も強くなる印象あり。
上手く育てられれば、チタノタブルーなら
半年ほどで葉の展開が始まります。
実生のチタノタブルーはカッコよく育たない?
A.マジでそんな事はない。
最近では、チタノタブルーの実生でも、
短葉で鋸歯の強いかっこいい個体が
育てられています。
もしかして、現在流通している
チタノタブルーの種子って
”ランチョタンバー系”ではないの?
って思うほどにかっこいい個体も!
自分が実生したチタノタブルーの中にも
短葉で育成できている個体や、
ヤバい鋸歯を持った個体が多数ある…
※自分が買った世代が当たりだった、
可能性もアリ

今はオテロイにばかりスポットが
当たっていますが、チタノタブルーの価値が
見直される時期も遠くないかもっすね。
播かない種は当たらないということで、
みなさんもレッツ実生チャレンジしてみましょう!
実生のアガベがグングン育つ、
おすすめの用土はこちらの記事で紹介してます
PS.以前ブラック&ブルー実生という株を
某フリマアプリで見つけましたが、
BBは園芸品種なので、実生株は存在しません。
BBが欲しい方は、親株の写真付きの子株などを
探してみてくださいね!