2023/01/10 12:07
今回は、アガベにおすすめな用土と配合のやり方について解説します。
「アガベにはどんな土が最適なんだ?」
つね日頃、こんな事ばかり考え、
いろんな土を試しています。
最適な土は、まだ研究中ですが、
アガベが成長しにくい土の特徴は
大体分かってきました。
用土の配合の良し悪しを知るためにも、
まず、市販の用土の特徴を知りましょう。
その後に、自分が試した配合比率や
特徴、使用感を紹介します!
市販の用土の特徴
赤玉土水保ちの良いメインとなる用土。
保水性、保肥性に優れていて、
水やり頻度が多くても養分が流れにくい。
土のグレード(硬度)が非常に重要で、
低いと水やりなどで簡単に崩れやすい。
三本線という赤玉はマジでレベチで、
本当に崩れにく過ぎて感動しました…

ゴールデン培養土
特徴としては、赤玉土に似ている印象。
成長しやすい土だとは思ったが、
赤玉以上に崩れやすく固まりやすいので
入れすぎると水捌けが悪くなります。
鹿沼土
phが4~5ほどで少し酸性が強い、
風化した軽石の一種。
保水性と排水性も高く崩れにくいが、
酸性なので、育てられない植物もあるが
アガベでは特に異常はナシでした。

軽石
たくさんの穴が空いており、
通気性、排水性に優れ、
主に鉢底石として使用されます。
用土に使用する場合は、
小粒サイズを使用し、水捌けを
調整するために使用中。

日向土
園芸用軽石、ブランドもの軽石的な感じ。
自分が使用している、小粒サイズは
重さ、水の吸収については
あまり変わらない印象。
お店に中々置いていないので、
軽石の小粒でも良いと思いました。

アガベが成長しにくい土の特徴
自分が育成していて感じた、
育ちにくい土の特徴は、
通気性が悪い土です!
特に小さい株は影響を受けやすく、
細い根しか育たず、株も成長しずらい…
また、赤玉土が意外と罠で、
通気性の良い土を作っても
表面の土が崩れて、中で詰まる
といった状況が起こります。

この状態の、さらに最悪なところは
表面の土から赤玉がなくなり隙間ができ
根が乾燥する事です。
うちでは、表面付近では乾燥で、
新根が枯れやすく、中では通気性が悪く、
細い根しか育たないという
悪いサイクルに陥っていました…

配合した用土の特徴
①…赤玉土と鹿沼土の比率5:5
いつも使っていた土で、
水捌け、水保ちのバランスが良い。
スリット鉢との組み合わせなら、
根張りも十分健康でしたが、
普通の鉢とでは、通気性が良くない
可能性があります…
水やりを頻度が少なくても良いので、
たくさんの数を健康に育てるなら、
この土とプレステラの組み合わせが
楽だと感じました!
②…赤玉土と鹿沼土とゴールデン倍用土の比率4:4:2
成長しやすかったけど、
小さい株では、逆に
枯れやすかったりもします。
使うなら、実生2年前後の
ある程度の大きさがある株からは
おすすめできる土でした。
③…赤玉土と鹿沼土と軽石の比率3:3:4
乾湿のサイクルも作りやすく、
根を充実させて、大きく育てるのにも
向いている印象。
水捌けが最高で、冬でなければ
毎日水やりしても大丈夫でしたが、
水捌けが良すぎて、毎日様子を見る
必要があります。
たくさんの株に使用すると、
管理が大変なので、重点的に育てたい株
にだけ使っていこうと思いました。
赤玉土と日向土と軽石の比率3:4:3
最近試しているので、
まだ評価不足ではあるが、
乾燥が早く水やりに注意が必要そう。

赤玉土の質は本当に重要!
配合した用土の中でも、
赤玉土が崩れていた鉢では
成長が遅く、枯れかけの株も
多かったです…
自分も最初は、
「数倍の値段する赤玉土はさすがに…」って感じでしたが、
粒の崩れにくさが段違いで、
本当に買ってよかったです!
土の悪くて枯れると、落ち込みますし、
成長のスピードの差を考えると、
全然、金額分の元を取れると思います。笑
まとめ
たくさんの数管理する実生株には
赤玉土+鹿沼土用土、
選抜株たちには
赤玉土+鹿沼土+軽石の用土がおすすめ!
散々、高い赤玉土を勧めてしまって、
赤ダマルチと言われても、仕方ないですが
マジで崩れにくさは重要です…
一度、騙されたと思って買って欲しい…
送料が1200円もするので、
こちらの3袋セットがお得です!